函館1億円盗難 農協元課長に懲役6年求刑
【函館】函館市亀田農協本店の金庫室から現金約一億円を盗んだとして、
窃盗などの罪に問われた同本店金融部の元運用課長今正光被告(58)の
初公判が三十日、函館地裁(岡田龍太郎裁判官)であり、今被告は起訴事実を認めた。
検察側は懲役六年を求刑、即日結審した。判決は四月二十四日。
冒頭陳述で検察側は、今被告が競馬などギャンブルで借金を重ね、
昨年九月ごろには借金が約八百万円に上っていた、などと動機を説明。
農協幹部が忘年会で早く職場を離れる日の夜を狙ったことを明かした。
論告などによると、今被告は昨年十二月四日夜、
同農協本店の金庫室から現金九千九百九十五万八千円を盗み出した。
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