全面低床で乗降楽々 函館市電で運行開始
【函館】函館市交通局は20日、市電で道内初導入した全面低床車両(LRV)の営業運行を開始した。車内にはまったく段差がないうえに、路面電車では珍しい2両連結型で「楽に乗り降りできる」と乗客には好評だ。
第1便は午後0時45分に駒場車庫前を出発し、湯の川-函館どつく前を往復。乗客には記念の乗車証明書が贈られ、路面電車ファンなどでにぎわった。初日は同じ運行区間を2往復した。
LRVは国産で、床面の高さを従来より約40センチ低い地上38センチに抑え、乗降口の段差を解消。車いす2台分のスペースも確保し、騒音も小さい。函館市電の車両更新は11年ぶりで、購入費は2億300万円。
出発前に行われた運行開始式では「らっくる号」との愛称が発表された。21日からは湯の川-函館どつく前、湯の川-谷地頭間を1日計5往復する。
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