農協金庫破り 犯人が残した手掛かり
犯人が盗んだ1億円とは、いったいどの位の重さなのか。
(横内記者)「こちらにありますのは模擬の1万円札1万枚。つまり1億円分の札束です。重さはおよそ10キロあります。実際に持ってみますと、かなりずっしりとした重さで、簡単に持ち運ぶことができる重さではありません」
まんまと金庫から1億円を盗み出した犯人。実は3つの手掛かりを残していたのです。犯人は通用口の防犯カメラの向きを変え、さらに映像が記録された機械を設置していた休憩室から持ち出し近くの川に捨てました。職員が帰ったわずか2分後。異常に気付いた警備会社からの電話が事務所内に鳴り響きました。その時、犯人は・・・
(ナレーション)「クドウといいます。忘れ物を取りに来ました」警備会社からの電話に犯人はこう話しました。「クドウ」とは、実在する職員の名前です。防犯の専門家は犯人の対応をこう分析します。
(防犯設備士・村山義男さん)「(警備員が)電話連絡をしても用事で入ったと言われると、そうですかで終わり。(警備員は)来ない」
金庫の暗証番号は限られた管理職しか知らないはずでした。しかし、その後ほかにも数人の職員が知っていたこともわかりました。暗唱番号の管理について函館市内の別の金融機関はこう話します。
(渡島信用金庫・田村正明さん)「(Qどうすれは番号がもれるのか?)暗証番号を知ってる人が他人に話すとかしかないと思う」
1億円が盗まれた亀田農協。金庫のカギは管理者が机の引き出しにしまっていましたが、引き出しのカギをかけ忘れるなど管理の甘さも明らかになっています。
函館アダルトちゃんねる |